特に必要という訳て゜もなかったのですが、なんとなく欲しかったパソコン用ゲームパッドが安売りしていたのでつい買ってみました。・・・しかも二種類も。
いずれもUbuntu/Lubuntuで動作しましたが、下調べ無しに買ったのでゲームでの利用は残念な結果に・・。
つい買ってしまった
特別必要という訳では無かったのですが、なんとなくパソコン用ゲームパッドが欲しいなと思っていたところ、たまたま安売りしているのを見かけたのでついつい買ってしまいました。
今回買ったのはオーソドックスな十字キーがメインのスーパーファミコンタイプとアナログスティックがついたPS2タイプの二種類です。インターフェースはどちらもUSBです。
- エレコム JC-U1608TBK
- ロジクール F510
Ubuntuでゲームパッドを使うには
特にアナログジョイスティックを複数持つロジクールのF510は Ubuntu で動くか心配だったのですが、ドライバを入れるとエレコムのJC-U1608TBK共にうまく動作しました。ただし、F510についてはツールでアナログジョイスティックの軸を入れ替える設定が必要でした。また、「MODE」と「VIBRATION」ボタンは押しても検知されませんでした。
ドライバだけ必要な時は下記のように「joystick」パッケージをインストールすればOKです。
$ sudo apt-get install joystick
もし、ゲームパッドのキー設定や軸の変更をしたい場合は合わせて「jstest-gtk」をインストールします。他にコマンドラインで操作するものがありますが、こちらの方がGUIがあるし、動作テストもできるのでjstest-gtkを選択しました。
$ sudo apt-get install joystick jstest-gtk
jstest-gtkをインストールするとメニューのシステムツールに「jstest-gtk」として登録されているのでゲームパッドを接続してから起動します。
起動時に現在システムに接続されているゲームパッドやジョイスティックがリスト表示されるので選択するとテスト用の画面が表示されます。後はゲームパッドのボタンを押したり、ジョイスティックを傾けると表示に変化が現れるはずです。必要であればキーの割り当て変更やジョイスティックの軸の入れ替えを行います。
ちなみにF510ではAxis 2がLTになっていたのでMappingで適当に入れ替え、テストを繰り返して割り当てし直しました。
下記はUbuntu12.10上のjstest-gtkでチェックしたF510の初期の割り当て状態です。Axis 0/Axis 1、Axis 2/Axis 3、Axis 6/Axis 7はそれぞれペアになっており、それぞれX軸/Y軸として扱われています。Axis 2にLTが割り当てられているため、このままでは変な動作になります。
- Axis 0: 左スティック左右
- Axis 1: 左スティック前後
- Axis 2: LT(左トリガ)
- Axis 3: 右スティック左右
- Axis 4: 右スティック前後
- Axis 5: RT(右トリガ)
- Axis 6: 十字キー左右
- Axis 7: 十字キー前後
- Button 0: A
- Button 1: B
- Button 2: X
- Button 3: Y
- Button 4: LB
- Button 5: RB
- Button 6: BACK
- Button 7: START
- Button 8: Logicoolボタン
- Button 9: 割り当て無し
- Button 10: 割り当てなし
ゲームで使う
F510を使ってUbuntu12.10上でいくつかのアクション系ゲームで遊んでみました。その結果、ゲーム毎になにかしら設定しないとうまく操作できず、面倒なのでよほどやり込みたい場合は除き、素直にキーボードとマウスで遊ぶのが吉です。
また、キーボードでは操作が難しい3DのフライトシミュレータやFPSでは、ジョイスティック対応を謳っているゲームが多いです。しかし、ジョイスティックのデータを独自に取得しているようで、F510を使用した場合は前述のように軸が入れ替ったまま取得されてしまい、そのままではまともに操作できません。ゲーム側の設定により軸の入れ替えは結構面倒であったり、もしくは対応ではないゲームもあったのでやはり実績のあるゲームパッドを購入すれば良かったと思います。
ということで実際に使ってみると少々残念な結果でした。なお、F510はWindows用ドライバが添付されてるので、Windowsでは問題なく動作すると思われます。