先日購入したままリッピングしていなかったCDがあったので、MP870に入れるためにリッピングしようとRhythmboxで開くとタイトルが全てローマ字に・・・。以前は漢字で表示されていたと思ったのですが気のせい?
手で全部入力し直すのは面倒なので今後のこともあるし、漢字のデータ取得ができないか調べてみました。
色々なアプリを試してみる
音楽CDをリッピングできるアプリケーションは色々あるので手当たり次第に試してみました。
それぞれのアプリケーションでCDが認識された時にタイトル等のデータがどのように表示されるか確認します。結果は次のようになりました。
ローマ字で表示されるアプリケーション
- Rhythmbox
- Banshee
- Sound Juice
漢字で表示されるアプリケーション
- Asunder(リッピング専用アプリ)
- Audex(リッピング専用アプリ)
確認はUbuntu 13.04 AMD64 ディスクトップにて平原綾香のアルバム「From To」で行なっています。他のCDの場合は状況が変わるかも知れません。
CDには曲名等のメタデータは含まれていません。アプリケーションがCDに含まれている音楽のパターンからネット上のデータベースに問い合わせてアルバムタイトルや曲名等の情報を取得しています。
今回試したアプリケーションでは「MusicBrainz」から情報を取得している場合はローマ字になり、「freedb.org」から取得しているものは漢字で取得できているようです。
ローマ字でしか取得できないアプリケーションのデータ取得先を変更できないか調べてみましたが、いずれも設定する項目が見当たりません。もしかしたら、設定ファイル等で定義すればいけるのかも知れませんが、今回は素直に日本語で取得できたアプリケーションを使用する事にしました。
AsunderとAudexを比較する
どちらを使うか、さらっと試して結果を簡単にまとめてみました。かなり主観的です。
Asunder
- 同時に複数種類のエンコードが行える(FLACとMP3両方欲しい時など便利かも)。
- ジャケット写真を取得する機能が無い。
- リッピング時にフォルダの階層が作れない(例:アーチスト名/アルバム名はできない)。
Audex
- エンコードは一度に一種類だが、コーデックの設定をプロファイルとして保存できる。デフォルトで色々登録されているので自分で作る必要はないかも。
- ジャケット写真を取得する機能が有る。ただし、日本のCDはあまり見つからない。
- 保存時のフォルダ名指定等は設定できない。(「アーチスト名/アルバム名」のフォルダ階層を作りそこに「トラック-曲名」の音楽ファイルを保存されるので通常は問題ないはず)
- KDEアプリケーションだが、Ubuntuで実行してもデザイン的な違和感は無い。
総合的にはAudexの方が使いやすいと感じましたのでしばらくはAudexを使ってみようと思います。