Linux版のOpera 10がリリースされていたので9.64からアップグレードしてみました。
Opera10にアップグレード
私はWindowsをメインに使っていた頃からOperaをメインブラウザ兼メーラーとして使用していたこともあり、Ubuntuに移行後も同様に利用してます。
昨日、Ubuntu 9.04 amd64上で動かしているOpera9を立ち上げたら新しいリリースが出ているとのメッセージが出たのでOpera10にアップグレードしてみました。
アップグレードはパッケージを ダウンロードした後、パッケージマネージャで上書きインストールするだけなので手間いらずです。メールやブックマーク等もそのまま引き継がれます。ただ、9.xに戻れるのかは不明なのでご注意ください。ウェルカムメッセージは下のスクリーンショットになりますが、SFチックの絵がかっこいいです。
なお、スクリーンショットはすべてtangoというスキンに変更した状態です。デフォルトのスキンは暗いデザインであまり好きではありません。
▽Opera10のウェルカムメッセージ
タブのサムネイル表示
インストール後、見た目はあんまり変わっていなくてタブの下に細いドラッグできる領域が追加されたぐらいでしょうか。 ここを下向きにドラッグするとタブが伸びてページのサムネイルがタブに表示されるようになます。新機能の一つですが、サムネイルを開くよりもタブで切り替える方が早いのであまり意味がなさそう。
▽タブのサムネイル表示
表示速度は向上
レンダリングエンジンが刷新されたらしいのでいくつかのサイトを表示させてみたところ、体感的にはかなり表示が早くなっています。とはいえ、9.xの時はFire Fox 3などに比べると遅かったので平均的な表示速度になっただけということかもしれません。
話題になっていたOpera Turboですが、デフォルトではオフになっていました。元々帯域が狭い場合の機能なので、私の家ではFFTHを利用していることからオンにする必要はなさそうです。
オンラインのエディタでは
実は個人的にはこれが一番気になるところです。以前からOperaでオンラインのエディタを利用すると改行したり文字を挿入すると妙な挙動を示すことが多く、そのような場合はFire Fox等を使用していました。 まだ、WordPressでしか試してませんが、ビジュアルエディタでもそれなりに編集できるので以前より大分まともになった感じです。ただ、moreを挿入したときは若干怪しげでしたが。ちなみにこの記事はOperaで書きました。
まとめ
まだあまり使用していないことから大雑把なレビューになりましたが、メジャーバージョンアップにしては少々さみしい感は拭えません。しかし、ブラウザ本来の機能であるレンダリング性能が向上し、より早く、より正確(*1)に表示できるようになったと点は評価したいと思います。
*1:下記サイトでウェブ標準にどれだけ従っているかテストできます。表示される数字が合格したテストの割合を示しています。手元でテストしてみたら100%になったのはOpera10とMidoriぐらいでしたが、Wikipediaの当該ページによるとSafari 4も100%を達成しています。