TheOrangeBox-ハーフライフ2

今回は「The Orange Box」に含まれている5本のゲームのうち、「ハーフライフ2」のレビューです。
ハーフライフ2はシングルプレイヤー専用のFPSシューティングゲームです。今回はXbox360版ですが、元々はPCゲームです。なお、名前からも分かるようにハーフライフ2は「ハーフライフ」の続編にあたりますが、この最初のハーフライフ自体は残念ながらオレンジボックスには含まれていません。

さて、初回は難易度「普通」でコンプしましたが、実は「難しい」で二週目に突入しています(笑)。敵の出現位置はある程度覚えているし、ストリーも分かっていますがまだまだ面白いです。

ストリー

前作により地球はエイリアンによって支配されていた。地球と人類を救うためゴードン・フリーマン博士はエイリアンどもとかつての上司で今は支配者となったブリーン博士を倒すためレジスタンスと共に戦う。

ゲームの内容について

本作では「City 17」と呼ばれる都市と郊外を舞台にストリーは進みます。プレイヤーはゴードン・フリーマン博士としてプレイし、コンバインと呼ばれる敵兵やゾンビ、虫、機械等様々な相手に死闘を繰り広げます。なぜだか分かりませんが、レジスタンスに英雄視されており、レジスタンスと共に戦うシーンも多くあります。しかし、一般のレジスタンスは弱いのであまり役に立ちませんが。

このゲームの特徴として一種のパズルゲームやアドベンチャー的要素も含まれている事にあります。ゲームを進める上で必須となっていることも多く、ゲームの進行についても親切にどうこうしろ、という指示もありませんので詰まって先に進めないことがよくあります。本作全体を通してそのような作りになっているので序盤についても、冒頭に謎の人物G-MANが現れ、突然電車の中に放り込まれます。何をやったら良いのか最初はとまどいますが、とりあえずうろついてみると道が開けてきます。

ところでグロ系や虫系が苦手の人は注意してください。このゲームではバイオハザードみたいにゾンビに追われたりします。おまけに倒すときは火を付けたり胴体ぶった切りとかもありです。また、スターシップ・トゥルーパーズみたいに大きな虫がぞろぞろ出てきて食われかけたり、芋虫踏みつぶしたりとかもあります。虫についてはゲーム後半から味方に付けることができるようになりますが、虫嫌いでなくてもあまり気持ちの良い物ではありません。

コツとか

  • オートセーブに頼らず、こまめにセーブせよ。
  • 先に進めなくなったら何か変わった物が無いか、目に付く物が無いかを探せ。目線を変えるのも有効。
  • ドラム缶等爆発物を有効利用せよ。弾数の節約にもなる。

武器など

最初は手ぶらです。レジスタンスにあったときに以前(ハーフライフ)に使っていたとバールを渡されます。その他の武器はゲーム中で拾う事により追加され、弾がある限りいつでも使用できます。
銃器としてはハンドガン(マガジンタイプとリボルバータイプがある)、サブマシンガン、ショットガン等一般的な物はありますが、スナイパーライフルはありません。その他の武器として以下のような武器があります。

  • バール
    ゲーム中は攻撃だけでなく、木箱や通路を塞ぐ木の板等を破壊するためにも使用する。ヘッドクランプはこれで殴るのが一番。威力は高くないけれど弾切れしない。
  • 重力銃
    原理は不明だが、重い物を引き寄せて持ち上げたり、投げ飛ばしたりできる不思議な道具。射程が短く、威力も低いが一部生物にも武器として使用可能。こちらも弾切れ無し。なお、一時期コンバインに対しても有効になる。
  • クロスボウ
    赤熱した鉄筋を打ち出すボウガン、ズーム付きで遠距離まで飛び、かなりの高威力。コンバインに対しては一撃必殺。飛距離は長いが弾速が遅い上、ある程度距離が離れると弾道が下がるので超長距離は慣れが必要。ところで弾がなぜ鉄筋なのかは謎(笑)
  • パルスライフル
    コンバインが持っている高精度、高威力のエネルギー式ライフル。使いやすい。
  • RPG
    強力なロケット弾を発射する。着弾するまでターゲットを狙い続ける必要のあるレーザー誘導方式なのでやや使いづらいが、車両等も破壊することができる。
  • 手榴弾
    時限式の手榴弾で敵がかたまっている時は有効だが、投擲すると物理演算が行われるので狙ったところに落とすのは結構難しい。

この他にも据え付け型の機銃の様な武器もあります。弾数無制限で威力も高いため拠点防衛に重宝しますが、敵が使っていると脅威です。更に自動的に迎撃するタレットや地雷の様な物などもあり武器類は非常に豊富です。

感想とか

ハーフライフ2は全部で14のステージに分かれています。基本的にはFPSのシューティングゲームですが、上記に書いたように場所によっては隠された通路を通らないと先へ進めなかったりとパズルや謎解きの要素も多いので中々先へ進めないことがあります。しかし、しつこさが無く、難易度も低いので結構楽しめました。また、ステージによって雰囲気が変わるため次の展開が気になってしまい時間を忘れて没頭してしまいました。
なお、移動時に時々発生するマップのロードは時間が長く、その間ゲームが止まってしまうの点はかなりうっとうしいです。元々PC用のゲームであるため、オリジナルではマップをハードディスクから読み込むはずなのでもう少しましだと思いますが、Xboxでは光学ドライブからロードするので余計に時間がかかるのでしょう。また、グラフィックスについても悪いこことはありませんが、最新のXbox専用ゲームに比べるとやはり見劣りします。
以上のように多少の欠点もありますが、本来のFPSとしての素性の良さとコストパフォーマンスからお買い得と言えるでしょう。

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