先日の記事で気味の悪いエレベータの記事を書きましたが、その後ひょんな事からとても怖い映像を見つけてしまいました。
恐怖のエレベータ
問題の映像は監視カメラの映像を録画した物と思われ、建物の内外とエレベータ内部が同時に撮影、録画されています。
映像には二人の男性が建物内に入る辺りから始まります。彼らが建物内のエレベータから降りるときに衝撃的なシーンがあるのですが、良く見るとエレベータに乗り込む前からエレベータ内部に異常が写っています。
問題の映像をキャプチャしてみた。
「Ghost Sighting at Raffles Place」より
1) 00:27:48:12 エレベータ内の異常(1)
エレベータはまだ到着していませんが、エレベータ内の画面左側に白いもやみたいな物が発生し、すぐに消えます(赤枠内)。
2) 00:27:57:20 エレベータ内の異常(2)
今度はエレベータの奥の角辺りにもやみたいな物が発生し、すぐに消えます(赤枠内)。
3) 00:28:00:17 エレベータ到着
エレベータが到着し、ドアが開きます。
4) 00:28:05:22 画像乱れ(1)
エレベータに乗り込んだ直後、なぜかエレベータ内の画像だけが乱れます。
5) 00:28:09:20 画像乱れ(2)
一瞬エレベータ内の画像が暗くなります。
6) 00:28:34:15 平和な時間
しばらく何事もなく、二人は会話を続けています。
7) 00:28:42:05 やっと到着
ドアが開いたので二人ともエレベータから出ようとしています。
8) 00:28:43:10 出現
一人目が降り、もう一人が扉に向かおうとすると男性の後ろ、今いた所に何かが見えます。
9) 00:28:44:00 これは誰
彼は気がつきませんが老婆(?)のようなものが・・この後ふらふらと扉に向かいます。
ショッキングな映像はこちらから
このショッキングな映像はYouTubeのこちらにあります。ぜひ動画でご覧になってみてください。現れ方、歩き方がかなり怖いです。
考察してみた
さて、この映像は心霊現象でしょうか。かなり恐怖心を煽られることに間違いないと思いますが、なんとなく良くできたネタに見えます。理由は以下のとおり。
- エレベータに入った直後の画像の乱れが不自然。
一見垂直同期が乱れているように見えるが、画像を止めてみると同期乱れに見える画像をオーバーレイしているようだ。 - 老婆の頭の影の出方と後から出た男性の頭の影の出方が合致しない。
扉が開いているとき、男性の影は上方と扉の外からの光源で影が後ろ側に出来ている。
老婆は斜め後方から比較的小さな光源で照明されたような感じで頭の影が右前方にきつく出ている。 - 老婆の影がエレベータの壁に出ない。
エレベータから降りる際、男性の影は扉と反対の壁にはっきり出ている。
男性が出た後も老婆の影は壁に出ていない。 - 老婆に当たる光量変化の影響が見られない。
男性が出て行った後、扉が閉まる時にエレベータ内部の照明状態が急に変わっているのに老婆にはその影響が見られない。
2以降については写真やCGをされる方ならすぐ気がつくと思いますが、老婆だけ影の出方や照明状態に違和感があります。おそらくは違う光源で撮影された老婆を合成したか、あるいは男性達とは別に老婆だけをエレベータ内で撮影しておき、それを男性達の映像に合成したのではないでしょうか。老婆を撮影するときに扉が開かなければ照明状態の変化も撮れないでしょうし。
あと、根拠ではありませんが、最初の白いもや状の物が現れる部分は他の物に隠れる事がないので合成は簡単にできると思います。また、老婆は服のシワが分かるほどはっきり写っています。この手の本物はもっとボヤッとするのではないかと(見たことありませんが雰囲気で)。
ということで私見はネタ説ですが、小細工無しで本当に監視映像を録画したままだったら怖いです。しかし、それはそれで面白いかと思います。
衝撃と驚きの結末
さあ投稿しようと思ったとき、映像の最後に表示されていたURLが気になっていたので調べてみました。
http://www.rafflesplaceghost.net/blog/
このサイトはシンガポールのあるオフィスビルに起きる超常現象についてレポートしています。この映像も「Sighting at Raffles Place」という記事で紹介されています。この記事によるとこの映像の信憑性について現在(2008年4月21日付)調査をしているようです。ここで紹介した映像以外にもいくつかの映像と写真があります。
ところが、一番上に書かれている記事に解決したと書かれています。機械翻訳したのでピント外れな文書だっこともありすぐに分かりませんでしたが、検索してみたところこんな記事が・・・
上海ニュース 2008年05月15日付け記事より
人民広場近くにあるラッフルズシティの〝幽霊〟を捉えた映像だとしてネット上で話題になっていた動画が、シンガポール系会社GMPグループが作成した人材募集広告の一部だったことが判明した。
・・・中略・・・
撮影場所とされるシンガポールの「ラッフルズプレイス」が、市内の「ラッフルズシティ」と混同されたことが騒ぎの原因になったと見られる。
動画を制作したGMPグループでは内容について、「残業の怖さと、我が社はそういう会社ではないというアピールを込めて作成した」と述べている。(5月9日)~上海ジャピオン5月16日発行号より
えーっと、つまりネタですかっ!!。しかもこのサイトもグルと言うことでしょうか、なんて人騒がせな。
この記事書いたりキャプチャ作業とか入れると半日ぐらい費やしていますが、何か。