もう少しすると9.04がリリースされますが、今使っているUbuntu8.04を8.10にアップグレードしてみました。
放置していたアップグレード
なんとなくアップグレードのタイミングを見計らって放置されていたUbuntu8.04をようやく8.10にアップグレードしてみました。
Ubuntu8.04は長期サポート版なのでサポート面ではまだまだ使えるのですが、やはり新しい物の方が面白そうなので結局9.04の話題も出てきているこんな時期にアップグレードしてみました。
アップグレードは超簡単
今回アップグレードしたのはディスクトップPCのGlamor XPCとノートPCのASPIRE ONEです。いずれもデスクトップ版ですが、Glamor XPCはAMD64ビットを使用しています。
アップグレードの始業は今回が始めてだったのですが、思っていた以上に作業は簡単、というかユーザーはほとんどすること無くボーっと画面見ているだけでOKでした。ただし、ファイルのダウンロードとインストールに時間がかかるため、時間に余裕があるとき実施した方が良いです。
アップグレードの手順
ものすごく簡単なので手順だけメモ。もちろんインターネットに接続できる環境で実行します。
1) アップデート通知を変更します。
[システム][システム管理][ソフトウェアソース]でダイアログを開く。
「アップデート」タブを選択し、アップグレードリリースを「長期サポート版のみ通知」から「通常リリースでも通知」に変更する。
2) アップグレードを実行します。
[システム][システム管理][アップグレードマネージャ]でアップデートマネージャのダイアログを開く。すぐにチェックが始まる。あとは指示にしたがってアップグレードを行う。
Glamor XPCのアップグレード結果
Glamor XPCでアップグレードを実施すると1時間ほどで終了しました。なお、途中席を外している間にメッセージで止まっていたりしたので実際はもっと早かったかと思います。
以前Glamor XPCに8.10を新規インストールした時に固定IPに設定できなかった問題(再起動させるとネットワーク設定が消える)はアップグレードした場合、再現しませんでした。アップグレードでは元々発生しないのか、問題自体が修正されたのかは定かではありませんが、アップグレード後に再起動させてもネットワークの設定がおかしくなることはありません。
他に大きな問題は無さそうですが、一部のプログラムでウィンドウのタイトルバーが正常に表示されない場合があるみたいです。この現象はウィンドウを開いたときに上部のタイトルバー部分の領域が無かったり、あるいは真っ白になっていたりします。いずれも再描画するような操作で正常に復帰するため大きな問題ではありません。
ASPIRE ONEのアップグレード結果
ASPIRE ONEでアップグレードを実施すると、1時間20分ほどかかりました。Glamor XPCより長くかかっていますが、無線LANでインターネットに接続していたことやディスクのアクセスが遅いためでしょうか。
アップデートによりmadwifiドライバが無効化されており、アップグレード後は無線LANでの接続ができなくなります。また、8.10よりカーネル側でもドライバが用意されていますが最初は無効化されているとのことです。現在無線LANはそのまま放置していて、後でカーネル側ドライバで動作させてみようかなと思っています。
アップグレード後、ちょっとしか使ってませんがとりあえず無線LAN以外は普通に動作しているようです。
09/3/15 変な文字残っていたので削除しました。