Ubuntu-英数切り替え時の変な挙動の対策

Ubuntuを使い始めた当初から日本語入力を入力する時に気になっていた事があって、ようやく解決しました。

日本語入力時の問題

私は普段から日本語を入力するときはローマ字入力ではなく、かな入力で行っています。UbuntuではSCIM+Anthyで日本語入力を行っており、英数入力への切り替えに「英数/CapsLock」キーを割り当てています。ところが、かな入力から英数入力に英数キーで切り替えるとなぜかCapsLockのオン/オフもトグルするという不思議な挙動に悩まされていました。
どういうことかと言うと、かな入力→英数入力→かな入力と入力状態を切り替えると最後にかな入力に戻った時にはCapsLockのオンのままになっています(下表)。Anthyではかな入力時でもCapsLockの状態が評価されるため、英字を入力してかな入力に戻ると小さい「ぃ」とか「っ」が入力されてしまいます。キーボードの設定で英数キーの振る舞いを変えても治らず、結局かな入力に戻る度にShift+英数でCapsLockをオフに戻していました。

順番 キー操作 入力結果 入力モード Caps Lock
1 かな オフ
2 かな オフ
3 英数 かな→英数 オフ→オン
4 A A 英数 オン
5 ひらがな 英数→かな オン
6 かな オン
7 かな オン

ひょんな事から

先日別件の調べ物をネットでしていたら、偶然下記のページを見つけました。
scim-anthy のかな入力が CapsLock ON の時に変な件の続き

これは、と思い自分のパソコンの下記ファイルを調べてみると確かに上記の記事のような記述になっていました。
/etc/default/console-setup

で、記事どおりに内容を変更すると、あら不思議、英数キーを押してもトグルしなくなり、すっきりしました。ちなみにトグルさせたい時はShift+英数でOKです。

英数キーを押すとCapsLockがトグルする対策

詳細は上記の記事を読んで頂くと分かりますが、ここにも覚書きしておきます。
なお、他の情報では最近のバージョンを新規インストールするとこのような事は起こらないそうです。きっとアップグレードする時に古い設定をそのまま引き継いでしまうのでしょう。

1)設定ファイルを開く
sudo gedit /etc/default/console-setup

2)次の記述を探す
XKBLAYOUT=”jp,jp”
XKBVARIANT=”106,”

3)以下のように修正する。
XKBLAYOUT=”jp”
XKBVARIANT=”106″

4)設定ファイルを保存して終了

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